Otsuka Elementary School
文京区立大塚小学校

 TEL.03-3946-3421

〒112-0012 東京都文京区大塚4丁目1番7号


 
 
 
学校経営計画 (概要)
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平成29年度 学校経営方針

 

文京区立大塚小学校 

校長 加藤 憲司

1 はじめに

 本校は、大正9年に前身校である東京市立大塚尋常小学校が創立し、文京区立大塚小学校としては昭和29年に開校、今年度で創立63周年を迎える「歴史と伝統のある学校」であり、保護者や地域の皆様から、とても大切にされている素晴らしい学校である。

今後も、保護者や地域の皆様とともにある学校として、今後もこの「よき伝統」を堅持していくとともに、グローバルで変化の激しい社会をたくましく生き抜くことのできる人づくりを目指すなど、さらなる発展を目指し、全教職員が一丸となって教育活動に取り組んでいくことで、保護者、地域から信頼される学校経営を進める。

 

2 学校の教育目標

人間尊重の精神を踏まえ、知・徳・体の調和のとれた心身共に健康な児童の育成を目指す。

・知性を高め個性豊かな児童       「よく考える子」

・社会性を身に付け実践力のある児童   「助け合う子」

・明朗で意志の強い健康な児童      「やりぬく子」

 なお、学校の教育目標を達成するために、「小規模校のメリットを最大限に生かすチーム大塚」をキーワードとし、様々な教育活動を工夫していく。

具体的には、「よく考える子」を目指したきめの細かい習熟度別少人数指導や放課後指導などの充実、「助け合う子」を目指した縦割り班活動、地域班による登校の実施など、異年齢を意識した活動の充実による自尊感情や自己肯定感の向上、「やりぬく子」を目指したドラえもんカップ(大縄跳び)や大塚マラソンよる体力の向上、「なかよし給食」や「誕生日給食」の実施を通じた食育の充実を図っていく。

その他、単学級の児童が、複数の指導者や隣接学年の児童とかかわることで社会性を培い、互いに刺激し合う学びの実現を目指す。具体的には、1・2年学級担任と専科教諭、講師等による低学年ブロック、3・4年学級担任と専科教諭、講師等による中学年ブロック、5・6年学級担任と専科教諭、講師等による高学年ブロックとし、それぞれのブロック内で合同授業や習熟度別授業を柔軟に行うことができるようにする。特に、体育科など、2学年を区切りに目標を掲げている教科等については、身に付ける資質・能力を明確化し、より柔軟に指導形態や学習活動の展開を工夫する。また、特別支援教育担当指導員やスクールカウンセラーなど、各ブロックに積極的にかかわることを通じて、児童との信頼関係を深めていく。

 

3 教育目標を達成するための目指す具体的な姿

 <目指す学校像>

・児童自身が学ぶ楽しさを実感し、成長の喜びを感じることのできる学校

・協働して創意工夫された指導が行われ、活力のある学校

・保護者・地域が協力して教育活動に携わる学校

<目指す児童像>

・進んで学び、物事をじっくりと考える子     ・自分の考えを伝え合う子

・互いのよさを理解し、思いやりをもって接する子 ・善悪の判断ができ、約束を守る子

・明るいあいさつをし、自信をもって生活する子  ・最後までねばり強く取り組む子

 <目指す教職員像>

 ・誠実に保護者や地域住民に対応できる教職員

・学校運営への参画意識をもつ教職員 

・服務の厳正を遵守する教職員

<目指す教員像>

・公立学校教員としての自覚をもった教職員

◎カリキュラム・マネジメント能力をもち、計画的に教育活動に取り組める教員

  児童や学校、地域の実態を適切に把握し、教育の目的や目標の実現に必要な教育の内容等を教科等横断的な視点で組み立てていくこと、教育課程の実施状況を評価してその改善を図っていくこと、教育課程の実施に必要な人的又は物的な体制を確保するとともにその改善を図っていくことなどを通して、教育課程に基づき組織的かつ計画的に各学校の教育活動の質の向上を図っていくことに努める。

・指導力向上等を目指した研修や研究に積極的に取り組める教員

・いじめや問題行動を早期発見・早期対応し、組織的に解決できる教員

 

4 重点的な課題と具体的な取組

(1)学力の向上 

○ 「問題解決型」の授業を全教科で取り入れる。「課題設定→自力解決→交流(対話・話し合い)

→振り返り」の学習過程を工夫し、自分の考えを書いたり説明したりする活動を重視する。国語科を中心にした言語活動を充実させて、全教科・領域においてノート指導を工夫し「伝え合う活動」を意図的・計画的に組み入れ、思考力・判断力と共に表現力を伸ばす。さらには、新学習指導要領で示された「主体的・対話的で深い学び」を意識した授業実践・研究を進め、児童の「社会・世界」と関わる力の育成に向けた教員の資質・向上を図る。

○ 算数は全学年で習熟度別少人数指導を実施する。3年生以上の学年では「東京方式 習熟度別

導ガイドライン」に基づき、個々の習熟の程度に応じた教材の開発や学習進度を工夫した指導を

い、確実な基礎・基本の確実な習得を図る。

○ 朝学習(国語・算数)を計画的に実施しするとともに、「東京ベーシックドリル」を活用して、

基礎・基本の定着を図る。さらには、補習を中心とした放課後学習を実施し、当該学年の基礎的・

基本的な学習内容の確実な定着を図るとともに、家庭学習についても充実を図る。なお、家庭学

については、家庭学習時間を10分×学年数を目安として、宿題等の課題や音読、読書などを継

して行うことにより、家庭学習の習慣化を図る。

   特別支援教育の視点を生かし、視覚化・焦点化・共有化、教室の環境整備など「授業のユニバ

ーサルデザイン化」の考え方を取り入れた授業を展開し、すべての児童が興味・関心をもって学

ぶ、分かりやすい授業を実施する。特に、ICTのより良い活用について研究を進める。

○ 担任を中心に巡回指導教員や特別支援教室専門員、保護者との連携を密にし、「学びの教室」で

指導を受ける児童に対する個に応じた指導を実施する。実施にあたっては、個別指導計画及び個

の教育支援計画を保護者とともに作成し、「学びの教室」における指導を学習環境の整備や指導内

容・方法を工夫するなど、在籍学級で十分に活かすことができるよう努める。《新規》 

   図書館司書を活用した読書指導や調べ学習への支援と、学校地域支援本部と連携した読み聞か

せなど学校図書館を積極的・計画的に利用し、その機能の活用を図ることにより、児童の主体的・

対話的で深い学びの実現に向けた授業改善に生かすとともに、児童の自主的、自発的な学習活動や読書活動の充実を図る。

   保幼小中の連携を図るために、千石西保育園や久堅保育園との連携を進め、円滑に小学校生活

を送ることができるよう、入学前からの交流やスタートカリキュラムを実施する。また、小学校から中学校へ円滑な接続を目指した「アプローチカリキュラム」についても実施する。

なお、平成29年度は「小中連携教育実践モデル事業のモデル地区」として第一中学校との小中連携モデルについて研究・実践を行う。《新規》 

(2)豊かな人間性の育成

○ 小規模校のメリットを生かした縦割り班活動や、地域班による登校の実施など、異年齢の多様な関わりを通して思いやりの心を育てる。また、道徳の時間をはじめ、道徳授業地区公開講座の充実などにより、全教育活動を通して規範意識や自尊感情を育てる人権教育、道徳教育の推進を図る。

○ 「明るいあいさつ、気持ちのよい言葉づかい」に重点を置き、地域班ごとのあいさつ当番や「あいさつカード」を活用し、指導する。特に、場や状況に応じて敬語を使い、豊かなコミュニケーションを図ることのできる社会性を培う。また、学習と生活の決まりの徹底を図ることで、基本的な生活習慣を確立させて、自主的で自立のできる生活指導の充実を図る。

《今年度の重点》

○ 窪町小学校、第一中学校と三校連絡協議会を組織し、生活指導面での情報交換、授業公開等を行い、児童・生徒の理解及び地域全体での健全育成に努めていく。

○ いじめに対しては、日頃から未然防止に努めるとともに、定期的に開催するいじめ防止対策校内委員会において、未然防止に向けた取組を検討する。学校は、日常的な児童観察や定期的に実施する「いじめのアンケート調査」等を基に、いじめの早期発見に努め、いじめが発生した場合には、大塚小学校いじめ対策基本方針に基づき、「いじめ問題対策チーム」を立ち上げ、迅速で組織的な対応をする。

○ 不登校への対応として、学習や生活の基盤とした、教師と児童との信頼関係及び児童相互のよりよい人間関係を育てるため、日頃から学級経営の充実を図る。また、個々の児童の多様な実態を踏まえ、一人一人が抱える課題に個別に対応した指導を行うとともに、スクールカウンセラーを活用した教育相談の手法による児童理解を充実させ、常に賞賛と励ましの視点で児童にかかわり、自尊感情や自己肯定感を高める指導にあたる。

なお、不登校児童については,保護者や関係機関と連携を図り,心理や福祉の専門家の助言又は援助を得ながら,社会的自立を目指す観点から,個々の児童の実態に応じた情報の提供その他の必要な支援を行う。

  「いのちと心の授業」、「花育」、専門家による指導や本物に触れる学習活動を積極的に取り入れ、

児童が豊かな体験ができるよう年間を通じて計画的に実施する。「いのちと心の授業」では、自尊

感情を高めるとともに、自他の生命を尊重する心を育てる。また、「花育」を通して、日本の文化

に親しむとともに、美しいものや自然の大切さに気付く感性を育てる。

   共生社会の実現に向けて、障害に対する理解を深めるとともに、差別の根絶に向けた態度と行

動力を育てる指導を推進する。また、障害者差別解消法の趣旨を踏まえた特別支援教育のさらなる充実を図ることで、障害者に対する理解教育の充実を図る。さらには、認知症の学習、「くすのきの郷」との交流などを通じて、高齢者に対する理解を深める体験を意図的に設定し、高齢者に対する理解を深める。

(3)心身の健康と体力の向上 

○ 「東京2020オリンピック・パラリンピック教育実施校」としてオリンピック・パラリンピック

に関連する学習を積極的に取り入れたり、オリンピアン・パラリンピアンを招聘したりするなど、

児童の興味・関心を高める学習を工夫し、児童が夢や希望をもてるオリンピック・パラリンピック教育を実施する。

  体育科の授業の充実や、本校の1校1取組であるドラえもんカップ(大縄跳び、月1回)、大塚

マラソンの実施、「天気のよい日は外遊び」を奨励し、縄跳びや鉄棒遊びなどの運動機会の確保な

どを通じて、日常的な体力の向上に努める。なお、体力測定の結果の分析や外部講師との連携を図り、継続的に体力向上の取組を改善・実施し、体力の向上に努める。

 ○ 食育の取組を推進し、児童が食に関わる文化に興味をもち、日常的に健康で安全な生活をする実践力を育てる。そのために、異学年による「なかよし給食」「誕生日給食」の実施や、教科と関連した食に関わる学習の実施、給食指導を活かした日常的な指導に努める。

なお、安全な給食の提供に関しては、全児童にアレルギー調査を行い、配慮が必要な場合は「ヒ

ヤリングシート」と「生活管理指導表」(医師が記載)を基に保護者と面談のうえ、「区アレルギー対応改訂版」に則って除去食等の必要な措置をとる。

(4)その他

   東京都教育委員会伝統・文化教育推進校として日本の伝統・文化に触れる学習の充実を図る。  

   学習指導要領による教育課程の編成・実施が適切に行えるよう、一人一人の教員が常に研究・

研修に励み、授業改善に取り組む。研究については、各教員が「マイ・キャリアノート」を活用し、教員経験年数や教科の専門性に応じ、積極的に東京都教職員研修センターや区主催の研修を受講する。また、小規模校のデメリットを解消するため、他自治体の研究発表等へ参加を奨励するとともに、学んだことを還元する機会を作ることで、教職員が多くの授業実践を学ぶ機会とする。

  常に清潔で安全な学校内・外の環境を整備し、よりよい学習環境をつくる。

  適正な学校予算のもとに計画的・効果的に執行し、学校運営を円滑にする。また、学校徴収金に

ついては、学校徴収金取扱要綱に基づき、適正な徴収及び執行を行う。

   頻繁なホームページの更新や教科の学習の成果の発表会の実施など、積極的に教育活動を公開

し、児童の成長により説明責任を果たす。

○ 登校班による安全指導や地震等の自然災害に備えるための防災教育を地域と共に推進する。

○ 学校の歴史と伝統を学び、学校のよさを継承し、愛校心を育てる。 


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