本校は、明治6年(1873年)の3月に、前年の学制発布に伴い「第一大学区第四中学区第三番小学」として、小石川伝通院内の開山堂において開校しました。その後、国内初の小学校プールや難聴学級などが設置されるとともに、関東大震災や空襲による焼失など幾多の困難を乗り越えてきました。本校は、今年度(令和6年度)に開校152周年を迎えます。永きに渡り脈々と受け継がれてきた伝統と、数多くの卒業生、教職員、保護者、地域の方々の思いに支えられながら、これまで歩んできた道のりを振り返り、未来に向けて新たな一歩を踏み出してまいります。

 新型コロナウイルスが感染法上の5類となり、学校教育にも新たな枠組みが期待される中、本校の教育目標でもある、・自ら考え学ぶ子 ・思いやりのある子 ・ねばり強くやりぬく子 ・たくましく元気な子 を具現化するべく、日々、児童と向き合い児童に寄り添った指導を、全教職員一丸となって進めてまいります。元気いっぱいの明るい挨拶、下級生に優しく憧れの的の上級生、男女みんな仲良しなど、素晴らしい校風をさらに発展していけるよう、学びの創意工夫をしながら取り組んでまいります。

 また、高学年による鼓笛・マーチング活動やノーチャイムなど、本校ならではの特色ある教育にも力を注ぎ、未来を切り開くたくましい人材を育ててまいります。

 今後とも、地域・保護者の皆様とともに、ますます「礫川」の子供たちが輝けるよう、ご理解、ご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

 

                                        文京区立礫川小学校 校長 中西  賢