特別支援教室では、利用児童のご家庭に向けて、毎月「『学びの教室』通信」を発行しています。

今回は、以前に発行したものの中から、お子さんの発達支援に役立つ記事を再構成しました。

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先日のあるご家庭との面談で、“読み書きが苦手なお子さんのオーディオブックの活用”が話題に上がりました。オーディオブックとは、プロの声優やナレーターの朗読で読書を楽しむ、いわゆる「耳で読む本」です。有名なECサービスでは、オーディブルというサービス名で、「宮沢賢治童話全集」、ミヒャエル・エンデ「モモ」、「ハリーポッター」など、子ども達が興味をもちそうな児童書をラインナップしています(ちなみに「モモ」は、高山みなみさんがナレーターを務め、再生時間はおよそ13時間!)。
ただ、民間の商業ベースのオーディオブックはそれなりの料金がかかります。無料交換が可能なケースもありますが、お子さんがそのタイトルを気に入らなかった場合のことを考えると、少し躊躇してしまうかも知れません。
一方、似たようなサービスを文京区立図書館でも行っており、こちらは、区立図書館の利用カードさえ持っていれば誰でも使えます*。先にオーディオブックで聞いてから紙の本を読んでみる、オーディオブックで聞きながら紙の本のページをめくってみる、様々な使い方ができると思います。オーディオブックで夏休みの読書感想文を仕上げた子どももいるようです。借りに行く手間や返却忘れのリスクもありません。一度、お子さんと一緒に区立図書館のWebサイト**をのぞいてみてはいかがでしょうか。


*商業ベースのものはデータファイルをダウンロードしてオフラインでも使えるタイプがありますが、区立図書館のオーディオブックはストリーム配信なので、Wi-Fiなどインターネットに接続した環境でしか使えません。また、対応しているブラウザである、Google Chorme、FireFox、Internet Explorer、MicroSoft Edge、Safariが搭載されているパソコンやスマホが必要です。