この度、令和7年4月1日、文京区立第三中学校に着信しました校長の鈴木 政宏(すずき まさひろ)です。どうぞよろしくお願いいたします。
この文京三中は昭和22年に開校し、今年度78年目になります。歴史と伝統に育まれ、地域の方々からも愛されている由緒ある中学校です。また、都会のビル郡の中で自然豊かで、たくさんの木々に囲まれている落ち着いた環境にあります。
これからの時代、社会はより急速に変化していき、予測が困難な時代になっていきます。今を生きる生徒にとって、様々な変化に積極的に向き合い、他者と協働して課題を考えながら解決していくことなどが求められます。
本校の学校教育目標である、「次代の担い手として、豊かな心と郷土愛を培い、心身ともに健康で創造力と実践力をそなえた、社会に貢献する人間を育てる。」ことは、まさに今後社会を生きていく生徒にとって身に付ける必要なことです。
そのために、全教職員一丸となり、地域の方々、関係各機関等連携をとり、チーム三中として、生徒のもてる力を十分発揮できるよう取り組んでまいります。どうぞよろしくお願い申しあげます。
校長 鈴木 政宏
1.学力向上のための取り組み
①「三中スタイル」を学年・教科の枠を超えて指導の徹底を図る学習スタンダードとして全校で共通した取り組みとする。「ねらい」「ながれ」「まとめ」を確認しながら、生徒が見通しをもって、主体的に学習する姿勢を育成する。
②少人数授業による個に応じた指導
数学・英語の授業において少人数学習指導を習熟度に応じて、学習集団を編成することで、個に応じた指導の徹底を図る。
③ICT機器を活用した主体的・対話的で深い学びの実現
タブレット端末やアクティブボード、電子黒板等のICT機器を活用して、個別最適化された学びや創造性を育む学びを実現する。生徒の資質・能力を一層確実に育成していく。
2.検定に向けた放課後学習の充実
全学年を対象とした「水曜教室」や、NPO法人と連携した数学・英語等の「検定講座」を実施し、個々の生徒の学力の向上を目指す。
3.English Day Campによる国際理解教育の推進
夏季休業中にEnglish Day Campを実施する。英語教育、国際理解教育のより一層の充実を図る。
4.開かれた学校の実現
学校だより、学校公開、学校評価及びオープンキャンパスの実施等を通して、家庭や地域との連携・交流を深め、開かれた学校を実現する。
5.将来を見据えたキャリア教育の充実
上級学校調べ、上級学校訪問などを通して、様々な進路についての関心と理解を深める。生徒の能力や適性を生かして、将来の自分を見据えた進路選択を主体的に行えるよう指導する。
6.小学生を対象とした授業体験・部活動体験
小学生を対象とした授業体験・部活動体験、中学校生徒による小学生への学校紹介、授業公開日等における学校見学等を通して、中学校入学前に中学校の様子を知る機会を作り、連携を進めることにより、「育ち」と「学び」の適時性と連続性を重視した指導を推進する。