校長挨拶

   

現代は、将来の予測が困難な複雑で変化の激しい社会であると言われています。3年を超える新型コロナウイルス感染症への対策は、まさに予測が困難な時代を象徴するものでした。また、グローバル化や情報化は、これまでとは比べようもない規模やスピードで進展しています。学校は、このようないかなる状況においても、無限のよさや可能性をもっている生徒一人一人の学習の機会を保障・継続して学力や発達、成長を保障し、そのよさや可能性を最大限に引き出し、伸ばしていく責務を負っているということ、併せて、居場所としての役割も担っているということを改めて認識しました。

茗台中学校の教育目標は、「自ら考え、学習に励む人」「思いやりと自主自律の心をもつ人」「心も体もたくましく、進んで行動する人」です。これらの目標は、生徒が将来の自己実現やこれからの社会を担う役割を果たすために必要な資質です。全教職員が本教育目標の下、生徒一人一人に寄り添いながら一丸となって教育活動を展開し、生徒が学び高め合う楽しく活気のある学校づくりを進めてまいります。また、令和6・7年度は、文京区教育研究協力校として「生徒の主体的な学びの保障と支援 ~教師と生徒のウェルビーイング~」を研究主題に掲げ、授業改善の研究を推進することで教育の質を高め、生徒や保護者、地域の皆様のご期待に応えてまいりたいと考えております。

結びに、誰一人取り残さない、全生徒の健やかな成長のために、学校、家庭、地域が互いに連携し合うことが大切であると考えております。これからも本校の教育活動へのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。