学校長あいさつ

新たな時代の始まりを迎えて

校長 松本 絵美子

子どもたちを待ちわびるかのような花冷えの続く中、平成31年度が始まりました。と言いながらも、あと1か月で「平成」の時代は終わり、新たな元号である「令和」の時代が幕を開けます。日本の歴史の大きな節目に立ち会えることを実感し、身が引き締まる思いです。

そして本日、進級に胸をときめかせた子どもたちが元気に登校し、窪町小の新年度の教育活動が始まりました。今年度は、3年ぶりに第1学年が5学級となり、全校25学級でのスタートとなりました。児童数が増えるのは本来喜ばしく、一段と活気あふれる学校になるのではないかと大いに期待するところなのですが、一方で、教室のやりくりは限界にきており、様々な面でご不便をかけることが予想されます。施設に恵まれた本校では、ともするとこれまで当たり前のように便利さを享受してきた毎日だったのですが、今年は不便さをいかにプラスに転じていくかという発想も大切にしながら、教育活動を進めていこうと思っています。

年度の始めに当たり、本校の教育目標と三つのシンボルを改めてお伝えします。

○ すすんで考え やりぬく子〔水辺の馬〕

「馬を無理やり水辺に連れていくことはできるが、水を飲ませることはできない」という西洋のことわざにちなんでいます。「自分からすすんで学び、意欲をもって生きよ」という教えが込められています。

○ よさを生かし 共に生きる子〔菊の花〕

菊の花は、赤・白・黄、大小さまざまに、それぞれの個性を発揮しながら咲く花です。また、一つの花をよく見ると、それはさらに小さな花の集合体となっています。「自分のよさを輝かせ、思いやりの心をもって共に生きよ」という願いが込められています。窪町小の校章は、菊の花をかたどって作られています。

○ 体をきたえる 元気な子〔かやの木〕

校門近くの校庭に高くそびえ立つかやの木は、日々、子どもたちを見守りながら、「たくましく、まっすぐのびろ。高く高く。」と語りかけてくれています。

開校以来、受け継がれてきている本校の三つのシンボルは、本校の高い教育理念を表しています。

 特に、「すすんで考え やりぬく子(水辺の馬)」については、平成30・31年度文京区教育研究協力校の指定を受け、「主体的に学び、考えを広げ深める児童の育成 ~カリキュラム・マネジメントの視点を踏まえた単元づくりを通して~」という研究主題を掲げ、国語科における論理的思考力の育成に取り組んでいます。教科等横断的な視点で単元を開発することにより、国語科で身に付けた力を幅広い学習や生活の場面で活用できるようにしていくとともに、その過程において互いの考えを共有しながら自らの考えを広げ深めていく児童を育成したいと考えています。11月1日(金)には研究発表会を開催し、2年間にわたる研究成果の一端を発表する予定です。

 今年度も、子どもたち一人一人が輝き、自分の居場所を見つけて活躍できる学校を目指し、教職員一同、力を合わせて取り組んでいきたいと思います。保護者・地域の皆様のご理解とご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。