学校長あいさつ

きびしい春を乗り越えて

                       校長 松本 絵美子

 

新型コロナウイルス感染症への対応が続く中、令和2年度が始まりました。昨年度末には、1か月もの長い期間にわたる臨時休業にご理解とご協力をいただき、ありがとうございました。改めて感謝申し上げます。と同時に、一向に衰えを知らぬ感染の広がりを、人知を超えた大きな力による人間社会への警鐘と受け止め、本校においても気を引き締めて教育活動に当たっていく所存です。

例年とは異なり、きびしい春を迎えていますが、困難を乗り越えた先には子どもたちの笑顔が待っていることを信じ、この局面を乗り切っていきたいと思います。保護者の皆様には、ご不便やご負担をかけることが多々あると思いますが、引き続き、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

さて、今年度は、昨年度よりさらに1学級増え、全校26学級でのスタートとなりました。それに伴い、3階の旧図書室・コンピュータ室を大幅に改修し、普通教室1部屋と算数教室2部屋にリニューアルをしました。これにより、昨年度、空き教室を利用して行っていた低・中学年の算数少人数指導も、ようやく安定した教室環境の中で実施できるようになります。

それでは、年度の始めに当たり、本校の教育目標と三つのシンボルを改めてお伝えします。

 

○ すすんで考え やりぬく子  〔水辺の馬〕

      「馬を無理やり水辺に連れていくことはできるが、水を飲ませることはできない」という西洋のことわざにちなんでいます。「自分からすすんで学び、意欲をもって生きよ」という教えが込められています。

○ よさを生かし 共に生きる子  〔菊の花〕

    菊の花は、赤・白・黄、大小さまざまに、それぞれの個性を発揮しながら咲く花です。また、一つの花をよく見ると、それはさらに小さな花の集合体となっています。「自分のよさを輝かせ、思いやりの心をもって共に生きよ」という願いが込められています。窪町小の校章は、菊の花をかたどって作られています。

○ 体をきたえる 元気な子      〔かやの木〕

  校門近くの校庭に高くそびえ立つかやの木は、日々、子どもたちを見守りながら、「たくましく、まっすぐのびろ。高く高く。」と語りかけてくれています。

 

開校以来、受け継がれてきている三つのシンボルは、本校の高い教育理念を表しています。

折しも、今年度は、新しい学習指導要領の全面実施の年に当たります。児童が、これからの予測不能な時代を生き抜いていくためには、自ら考え、判断する力と、それを自分の言葉で他に伝えることのできる力を身に付けていくことが不可欠です。また、多様性を受け入れ、共生社会をつくり上げていくことのできるしなやかな心の育成も求められています。本校では、平成30・31年度文京区教育研究協力校として、国語科における論理的思考力の育成を目指して取り組んできた研究に一区切りつけ、今年度から、特別の教科 道徳を通して豊かな心の育成を目指した研究に取り組んでいく予定です。

 今年度も、子どもたち一人一人が輝き、自分の居場所を見つけて活躍できる学校を目指し、教職員一同、力を合わせて取り組んでいきたいと思います。保護者・地域の皆様のご理解とご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。