12月19日に音楽会をしました。

それぞれの学年の取り組みの様子をお伝えします。

 

【年少組】

好きな遊びで、ドングリを入れて作った手作りのマラカスを持ったり、お客さんへのお土産を持ったりして、音楽会ごっこを楽しんできました。「タイコも作りたい」「ギターもあるといいんじゃない?」と思い付いたことを話し、楽器を増やして楽しむ姿もありました。

スズを使った活動では、スズを自転車のハンドルに見立て、水族館やスーパーに行ったつもりになって、リズム遊びを楽しみました。「イカ」「パウパトのお菓子」など、子どもの意見を取り入れながら、スズを鳴らすことを楽しめるようにしました。

音楽会を終えた子どもたちは「緊張しなかった」「楽しかった」と、満面の笑みを見せてくてました。担任として、「音楽を楽しむ」ことを子どもたちとできたことが、何よりうれしく思いました。

 

【年中組】

年中組の合奏では、これまでに親しんできたスズ、カスタネット、タンブリン、トライアングルを使い、「ビビディ・バビディ・ブー」の曲を行いました。「これは魔法の曲(魔法がかかる場面の曲)なんだよ」と曲の雰囲気を感じられるようにし、魔法をかけたりワクワクして踊ったりしているイメージで楽器の鳴らし方を考えました。

まずはその日にやりたい楽器を選び、いろいろな楽器を楽しんでから、音楽会でやりたい楽器を決めました。

担任が、「(音楽会では、)みんなの素敵な合奏で、見てくれるお客さんに魔法をかけちゃおうか!」と言うと、「ニコニコになっちゃう魔法にしたい」「『アンコール』って言いたくなる魔法はどう?」というアイデアが子どもたちから出ました。

音楽会当日は、お客さんからたくさんの拍手と「アンコール」の言葉をもらい、「楽しかったね」「大成功だったね」などと、みんなでうれしさや満足感を味わいました。

 

【年長組】

年長組の子どもたちは本当に歌が大好き!年長になり、いろいろな歌を歌えるようになりました。音楽会では「あおいそらにえをかこう」と「せかいがひとつになるまで」を歌いましたが、年少・中の頃に比べ、一曲が長くなったり、メロディーが難しくなったり、何より歌詞が抽象的なものになっていましたが、子どもたちは見事なまでに歌詞の表していることを読み取り、曲想を感じ取り、表現してくれました。聴いてくださった皆様の心に子どもたちの歌に込めた想いが届いたのではないか、と思います。

合奏では、「クリスマススペシャルメドレー」を演奏しました。始めの頃、子どもたち同士で楽器を鳴らしながら、「ここをこうするのはどう?」「え、でもここは静かな感じがいいからスズとトライアングルにしようよ」などとこれまでの感じ取った曲想や親しんできた楽器の音色をもとに鳴らし方を相談していきました。鳴らし方が決まってからはいろいろな楽器を経験できるように交代しながら取り組んだこともあってか、自分の楽器以外の鳴らし方もよく覚えていました。タンバリンやトライアングルを演奏する人が、「たのしいウィンターワンダーラーンド♪、ドォォォン」と、大太鼓やシンバルの音を口で再現する姿もあり、互いの音をよく聞き合って演奏していたことが分かります。さらに、本番を迎える前には、年中さんや他の学年の先生にも聴いてもらう機会がありました。感想を伝え合ったことで、「感想をもらえるのがうれしい」「また聴いてもらいたい」と自分たちの演奏を聴いてもらうことにも喜びを感じていました。

そして迎えた当日、気持ちをひとつにそろえ、聴いてくださった方々にすてきな音楽を届けることができました。終わった後、「どうだった?」と尋ねてみると、「楽しかった」「もう1回やりたい!」と話す姿があり、「やり切った!」「できた!」といった達成感や満足感を味わうことができました。

どの学年も素敵な音楽会になりました♪

見に来てくださった皆様、温かい感想やたくさんの拍手をありがとうございました。