邦楽鑑賞教室

毎年、45分間の邦楽鑑賞教室を開催しています。社会法人「長唄協会」が、日本の伝統的な音楽を聴く機会の少ない子供たちに、「もっと日本の音楽に親しんでもらいたい。」という趣旨のもと、都内の小学校で実施している演奏会です。解説者の杉昌郎氏のご支援を得て、長唄の他に箏と尺八が加わり、「集団:〈日本の音〉」という名称で15名の演奏者にお越しいただいています。


プログラムの前半は、箏の独奏曲や箏と尺八の合奏曲です。宮城道雄作曲の「春の海」は必ずプロクラムに入れていただき、箏と尺八の音色を心静かに味わってほしいと願っています。 次に、音楽朝会で歌った曲を全校で歌います、ピアノ伴奏とは一味異なる、箏と尺八による伴奏です。

後半は、長唄を一曲聴きます。幕が開くと、緋もうせんのひな段に黒紋付き姿の演奏者が並んでいて、三味線・囃子・ 唄など華やかな演奏を披露してくださいます。音楽ばかりでなく、舞台の様子からも日本の伝統文化を感じ取ることができているのではないでしょうか。

6年生は3・4時間目に、演奏者の方々に教えていただきながらワークショップを行います。いい音が出てわくわくしたり、演奏の難しさがわかったりなど、大変貴重な経験の場となっています。