2月15日(水) 「公平」or 「不公平」? 考え、議論する道徳(1学年)

 先日の道徳では、下記3つの事例から「公平と不公平」について、何に基づいてどのように判断すればよいかを考えました。タブレットを使ってのペーパーレス道徳も試み、Teamsで班毎に共有ファイルを準備し、4人が自由に意見を書き込み、すぐ議論できるように工夫しました。授業の振り返りも紙のワークシートではなく、Formsで入力し、家庭でも入力できるようにしました。
事例A「年齢によるお年玉の違い」・・お姉さんは五千円、妹は三千円
事例B「車いすの優先入場」・・車いすの方は、コンサート会場へ優先的に入場
事例C「字が上手な子がまとめ担当」・・話し合いの結果の文書は字が上手な子が担当
友だちの考えを否定せずに、判断の根拠が明確になるように話し合いを深めることを大切にしました。友だちの様々な視点を共有することで、自分にはなかったモノの捉え方ができるようなれればと思っています。
  

◇不公平はどのようにすれば解決できると思いますか?(生徒の感想)

・みんなで意見が一致すると思っていたが、意外と別れた時もあり、それぞれの意見で公平、不公平について考えを深められた。不公平に感じてしまうこともあると思うが、公平であると主張する人達の考えをよく聞いて、少しずつでもその人達の考えを理解していければ、公平だと思えるようになると思う。

・公平か不公平を考える以前になぜそのようになったのか背景を考えるべきだと思う。例えばBの事例では車椅子に乗っている方が優先される社会の思いやりとして当たり前だと思う。

・公平、不公平について日常的に考えてこなかったので今回の授業を受けてしっかり考えられてよかったです。どっちの意見の理由をしっかり聞き解決すればいいのかなと思いました。・解決するには「○○だから当たり前だ」とかいうのをなくせばいいと思った。

・物事は、「公平」や「不公平」と一言でいうことができないものが多いと思う。人の数だけ、公平または不公平と思う理由があると思うから。だから、その場にいる人たちにとってなるべくフェアな解決策を見つけることが大切だと思った。また、そのような解決策がないときは、譲り合いも大切だと思った。

・不公平を解決するには、まず一人一人が様々な視点をもって接したり考えることで不公平などを少しずつ減らせていけるのではないかと思う。公平、不公平は生きていく中であるから不公平だと思う時もあるし公平だと思うかとがあるからあんまりこだわりすぎないほうがいいと思った。