撮影のためのわずかな時間で、何か所も蚊に刺されてしまいました。カメラを構えてシャッターチャンスをうかがっていると、蚊の羽音が聞こえてきます。先週までは、ずっと生き物の観察をしていたくなる、気持ちの良い場所であった自然園でしたが、そうではなくなってしまったようです。季節が変わってきていることをかゆみから実感しています。

 

さて、今回は甲虫(こうちゅう)の幼虫(3~4㎝程度)を紹介します。土の上に出てきているところを校長先生が見付けました。おそらくコガネムシの仲間です。あと1~2カ月すれば、成虫の姿を見せてくれると思います。もしかしてカブトムシかな?


以前紹介したカラスノエンドウの実が、真っ黒に変色していました。触ってみるとカチカチに硬くなっています。こうなってしまっては笛にすることはできません。すでにさやが割れ、種を落とし終えたものは、クルクルとした形になっています。まるで動物の角のようです。植物の子孫の残し方に注目してみると、それぞれユニークでとても興味深いです。