3学期が始まってから、始業式で獅子舞を見たり、鏡開きをしたり、こままわしやかるたとり、たこあげなどのお正月遊びを楽しんだりと、日本の伝統文化に触れて楽しんでいる子供たちです。

 今日は、箏奏者の山木 千賀(やまき せんが)様が幼稚園に来てくださり、年長児と年中児にお箏の演奏を聴かせてくださいました。第一部は年長児対象、第二部は年中児対象です。

 

 お箏を初めて見る子も多く、どんな音が出るんだろうと興味深々でした。古典の「六段調」を演奏していただくと、美しい音色にびっくりしたようでした。それから幼稚園の園歌、豆まきのメロディーを演奏してくださり、子供たちはお箏の音色に合わせて、元気に歌っていました。お箏の音色を聴きながら歌うと、ピアノの伴奏の時とは違った雰囲気となり、とても素敵でした。子供たちなりに「何かいいなあ」「きれいな音だな」と感じたようです。

  

 

 そして、2台のお箏を使って子供たちに箏の弦を触る体験をさせてくださいました。手を消毒した後、年長組は爪をはめて、年中組は指で、弦に触れてポロロロ…ンと音を出してみました。初めはおそるおそる触っていた子も、やってみると面白くなっていくようでした。

 質問や感想を聞くと、年長児からは「どうして爪をはめるんですか?」「どうしてきれいな音が出るんですか?」「どうしてこんなに大きいんですか?」などの質問がありました。山木様が爪をはめた場合とはめていない場合で音を出してくださると、「大きい音が出るんだ」「強い音になるんだ」と違いに気付いたようです。また「きれいな音だなって感じてもらえて嬉しいです」と言ってくださいました。ブリッジを動かすと音が変わることや、弦を長く使うためには楽器も大きくないといけないことなどを教えていただきました。年中児からは「とってもきれいだった」「すごかった」「かっこよかった」などの感想がありました。

 最後に年長児には「子の日の遊」を、年中組には 「かざぐるま」の園歌をもう一度演奏してくださり、子供たちも先生たちも、優雅な、ゆったりとした時間を過ごすことができました。