5月28日(木)
児童のみなさん、おはようございます。
今日は町並みで咲き始めた、アジサイのお話をします。
アジサイの花の色は、青、赤、紫などがありますね。この花の色は、土の状態によって変わります。酢やレモン果汁など、すっぱい味がするものは「酸性」のものとされますが、その酸性の成分がある土では青系のアジサイが咲きます。またアルカリ性という成分がある土では赤系のアジサイが咲きます。日本は酸性の土が多いので、青や紫のアジサイが多いです。
このアジサイの花の色を変える方法があります。それは卵の殻を活用します。
卵の殻をよく洗って乾燥させ、細かく砕きます。粉状になるまで砕いて土に混ぜます。卵の殻に含まれるアルカリ性の成分により土の状態が変わると、赤系の花の色になっていきます。
この色鮮やかに咲くアジサイですが、葉っぱには毒があります。よくカタツムリが葉っぱにのっている絵や写真がありますが、毒があることを知っているので実際にはあまり近づきません。
これから町並みを彩るアジサイの花、少しずつちがう花の色合いを楽しみたいです。文京区では白山神社のアジサイが有名です。